ナチュラリスト宣言

−御崎馬とのつき合い方−

ここでは、都井岬での御崎馬との接し方について簡単に学んでみましょう。
都井岬を楽しむためにも、また御崎馬のためにも、
とても大切で、かつ基本的なことです。

注意!

馬に人間の食べ物を
与えないで下さい!

馬が死亡する恐れアリ

 

最も基本的なこと。
しかし、ついやってしまいがちですね。

御崎馬は、今からおよそ300年前の1697年から、
ほぼ人の手が加えられることなく、厳しい自然を
生き抜いてきた馬たちです。

御崎馬は、人間との接触を最小限に留めてきた
からこそ今日のような野生馬になりえたのです。
彼らは、人間が餌を与えずとも生きていけます!
 

馬という動物は、草を食う生き物です。
しかも、馬は消化器系の構造上、物を吐き戻せ
ない
のです。呼吸もハナだけでします。だから馬
の鼻は大きいのです。ですからもし万一、人間が
与えた食物が、馬が消化できないような物で
あった場合、胃腸障害をおこして死んでしまうこと
もあるのです!

消化できるものであっても、普段食べ慣れている
草以外の食物を与えると、消化不良を起こすこと
があります。

上記のように御崎馬の生れた歴史から見ても、
馬たちが人に馴れすぎるのは問題です。
最近では、ビニールの買い物袋のガサガサとい
う音を聞いただけで、食べ物がもらえると思い、
近づいてくる馬もいます。
これは本当に憂慮すべき問題です。

その気がなくても、お弁当などを馬に盗まれない
よう十分に気をつけてください!
 

注意!

都井岬は30km規制です!

馬が死亡する恐れアリ

 

都井岬は、550haの土地すべてが馬の生活の場
です。敷地内に入れば、どこから馬が飛び出すか
わかりません。

最近、猛スピードで車を走らせる若者が増えて
います。見通しの悪いカーブでは、特に減速・徐行
をお願いします!

国の天然記念物といえば、私達みんなの財産です!
その御崎馬を死なせてしまっては、取り返しのつか
ないことになります。

まれに、馬が道の真ん中でぼ〜・・としてることが
あります。そんな時は、車をぶつけないように気を
つけながらゆっくりと近づくか、馬が退いてくれる
までノンビリ待ちましょう。
ここは馬たちの生活場所なのであり、私達はそこに
お邪魔するわけです。ここでは馬が中心なのです。
 

注意!

馬に石や物を投げたり
不用意に驚かせたり
しないで下さい

 

「なんで馬なのに走らないの?具合でも悪いの?」
「ちょっと石投げてみよう」

こんなひどい人がいました!やめてください!!

たしかに、馬は走るために進化してきた生き物です。
しかしそれは、「危険を感じたとき、走って逃げる」
ための能力なのです。いつもいつも走っている訳じゃ
決してありません!

馬の生活は、危険がなければ普段はノンビリとした
ものです。
 

警告!

馬に不用意に近づいたり
触ったりしないで!!

貴方が怪我をする、または
死亡する恐れアリ

 

馬は好奇心旺盛な動物です。人の存在になれた
馬なら、むこうから貴方に近づいてくるかもしれま
せん。しかし不用意には近づかず、接近しすぎたら
離れましょう。

馬はとても臆病な動物です。常に危険が無いか周囲
を警戒し、時には身を守る目的で攻撃することもあり
ます。
一見すると非常に優しくて、危険な動物には見
えませんが、馬は人を蹴ることもあれば、噛むことも
あります!
 

特に馬の真後ろはタブーです。馬は大きい目が
あり、視界も非常に広いのですが、唯一真後ろが
死角になっています。見えないところで何か気配
がすると、馬は自分の身を守るために蹴ることが
あります。

この後ろ足蹴りは強力で、当たり所が悪いと死の
危険もあります。
以前、牧区に入れた馬が暴れ
たことがあるのですが、太い孟宗竹の扉が馬の
蹴りでへし折れました。さすがは「馬力」ですね
(^^;

よく小さなお子さんが、走り回って馬の後ろに
まわり、肝をつぶしたという事が多々あります。
親御さんはお子さんをよく監視してください。

特に春から夏の繁殖期には、オス馬が神経質に
なっているので大変危険です。馬同士のケンカに
巻き込まれないよう、十分注意してください。
 

また馬に攻撃する意図がなくとも、噛まれること
があります。馬は好奇心の強い動物です。
見慣れない物や人に出会うと、「これは何?」と
確認しようとします。この確認をするために使う
のが、馬の場合には目、耳、鼻、そしてクチなの
です。

「これは何だろう?」
人間でいうと「ちょっと手で触ってみる」という
感じで「やさしく噛む」ということなのでしょう。
しかし馬にとっての「やさしく」でも、人間にとって
は「痛い」のです。こういうのを「甘噛み」といい
ますが、好奇心の強い子馬の場合によくあります。
注意してくださいね(^^

もし御崎馬にケガをさせられた!といっても、
牧組合では保証いたしません。
それは、勉強不足が招いた「自業自得」なのです。

みなさんも、馬に対する正しい知識を身につけ、
都井岬を存分に楽しみましょう(●⌒▽⌒●)
 

最後に。。。

一口に馬好きと言っても色々な人がいるでしょう。
せっかく来たのだから、馬を見るだけじゃなく触っ
たり乗ったりしたい!と言う方も多いと思います。
しかし残念ながら、現在のところは御崎馬に乗馬
できるような施設は、都井岬周辺にはないのです。

私はどちらかというと、気ままにの〜んびりとして
いる彼らを、一日中ぼー・・っと眺めているのが
好きです。でもたまには、馬に乗って楽しんだりも
します。

都井岬に生活する「野生」の御崎馬は当然保護
してゆくとして、その
都井岬の外で、馬に乗って
雄大な自然を満喫できるようなレジャー施設が
あっても、私は良いと思うのですが。。。

家畜という動物は、その時代の目的にあわせ、
人間に使われることによって共存し、進化して
きた生き物です。ある程度は、人間による活用
がないと、「時代のニーズに合った馬としての
進化」
も、都井岬における「馬文化の発展」も、
ないと思うのです。

また、これからも彼らを保護していく上でも、さらに
は地域経済のためにも、補助金のみに頼らず、
御崎馬自身も外貨を稼ぐ
、という視野があっても
良いのではないかと思うのです。

皆さんはどう思いますか?
ご意見は掲示板にてお待ちしております。
掲示板へ

 

はだか馬にまたがる管理人
(串間市の友人宅にて)

このあと、誰もいない海岸線を疾駆しました。
馬に乗る場所もやっぱり欲しいですね(^^
 

さて、最後になりましたが。。
ナチュラリストとしての最低限度のマナー、それは。

ゴミは持ち帰りましょう

ですね(^^

タバコや空缶のポイ捨て、本当に多いです。
悲しいです。やめましょうね。