幸島サル生息地

幸島(こうじま)は、日本の霊長類学発祥の地です。 幸島では、サルの観察をするために、人間が餌付けに成功したということが世界初のことでした。これにより、サルたちの個体識別と継続的な観察記録が可能となり、興味深い社会行動の研究が行われてきたのです。

幸島サルで有名なのは、芋洗い行動です。昔の芋は、畑で収穫したままの土が付いていました。それを海で洗って食べるようになり、やがてその塩味を気に入ったサルたちは、キレイな芋まで海水に付けて食べるようになりました(1953)。 生得的なものではない、学習によって修得された行動が、やがて他の個体にも伝播したことから、文化は人間だけのものではなく、動物にも有るのだということが世界に発信されました。

また、海岸でムギを与えた場合には、砂ごとムギを掴み、水場で洗って、砂金採りのようにムギだけを拾うという行動も観られます。

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